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スパイシーチョコレートを描いたら色々と爆発したので
ミルクチョコレートの兄さま、カカオさんの昔話をしてみようと思います。
カカオさんは年齢不詳そのままに、紀元前2000年前から中央アメリカ・メキシコ
あたりでは使われていたそうです。
でも、今と違って薬の代わりだったり、強壮剤として使われてたりで
お菓子としてはまったくもって認識されていなかったそうな(笑
しかも、知ってる人も多いと思いますが砂糖を入れる前のチョコレートは
かなり
苦いです。
なので、名前の由来も「苦い」という意味からきているそうな。
と。いうわけで、古代のカカオさん。

ミルクに似ているが、髪は黒髪、目も黒い。少し褐色肌。
ドSの真骨頂。得意技:踏みつけ。
無表情だが自分のSっぷりを発揮できるような時になると笑う(ある意味愉快な意味で
相手を見下すことが大好き。
男女関係なく手が早い・とっかえひっかえ・拷問プレイ大好きな最低男。
でも、医者としての知識は深い(対価は拷問)あと、絶り……(ryこのころのカカオさんは狭い地域でまさに楽園を作り上げてブイブイ言わせていたわけですが
そんなカカオさんが世界進出のきっかけを掴みます。
それがこの人
クリストファー・コロンブス(1452~1506)
世界でいちばん有名な探検家・航海者・商人。
どっちかというと前の二つの方が有名ですが、もともとは商人なため
新大陸発見と銘打って実は頭は金儲けのことで一杯だったりする。
さらに、最恐の性病・梅毒を新大陸からヨーロッパへ広めるきっかけを作っちゃった張本人。
乗組員が現地の人にそういうことをいたしちゃって殺されたことに戦争起こして
奴隷連れ帰ってきたら、上司にこっぴどく叱られたりする問題児ですが
アメリカをアジアと勘違いしちゃうとか、卵をトンチで立てちゃうようなかわいらしい一面も持っている(と思ってます)コロンブスの息子さんが書いた書記には、最初にカカオを見たヨーロッパ人は
コロンブスだと言われています。

出会いは突然に…。
コロンブスがカカオを口にしたという記述はなく、最初に食べたヨーロッパ人
では無いようです。命拾いしたね(´∀`)
これがきっかけで、カカオさんはスペインに広まっていくわけですが…

とりあえず、コロンブスの紹介でスペインへと渡るカカオさん。

まだ、このころにもカカオは苦いまま液体状で飲まれていました。
そんなカカオさんにパーソナリティー変化の救世主。

メキシコに渡ってきた宣教師が、どうにか食べやすくするために
砂糖を入れて飲むことを提案。それからは一気にその方法が広まっていきます。
苦いよりも甘い方が良いものね(笑
チョコレート菓子の本場、フランスに渡ったのは16世紀後半のこと。
フランス国王ルイ13世に嫁いだ、スペイン王女アンヌ・ドートリッシュ
太陽王ルイ14世に嫁いだ、マリー・テレーズがチョコレート好きだったことから
上流階級へとホットチョコレートが広まっていきます。

特にマリー・テレーズはチョコ好きで有名で、嫁ぎ先にまでチョコレート道具と
チョコレート専門のコックを連れてきたんだそうな。
ちなみにマリー・テレーズはあまり有名ではありませんが、彼女とルイ14世の間に出来た
子供たちの継承問題が、後のスペイン継承戦争となります。
彼女自身は、非常に純粋で猜疑心のない天然キャラだったようです(´ω`)
夫に愛人を作られながら生きた人生は、乳癌によって44年で幕を閉じます。
チョコレートには癌予防の力もあるんですが、さすがのチョコレート好きの王妃も
日々の抑圧されたストレスにはかなわなかったようです。
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