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最終巻9巻。まず、表紙の孔明にとうとうヒゲ生えててびっくりしました(笑
え、江森三国志の丞相はヒゲ生えないんじゃないの!?ってのはただの
願望だったようで・・・・・最終巻にふさわしく威厳のある小林孔明です。
で、物語のほう。
・・・・・・っ!!魏延×孔明ーーーーーーーーーーーーーーっ!!
こいつらヤバイこいつらヤバイ、私を殺す気か殺す気か(もちつけ
鬼畜ツンデレ×鬼畜ツンデレ=甘ツンツンデレデレって、新しい法則が出来そうd(略
ここから先猛烈なネタバレ↓
蜀の裏切りで瀕死の丞相を助けにきた魏延マジかっこよす。
というか、孔明の危機を夢で見るだなんて・・・・愛の力ってスバラシイ(?
んで、助けに来た魏延まで捕まえられそうになった時に、
開いた口がふさがらない出来事が・・・・・(笑
それは本家の三国志でも有名な「死せる諸葛、生ける仲達を走らす」のシーン。
その中の一説「大星有り、赤くして芒なり。亮の営中に堕つ」
この意味を「流れ星が孔明の陣中に落ちた(かのように見えた=星占い的に、孔明の死を意味する)」と思っていたのですが、
まさかマジで隕石落ちてくるとは思ってもみなかったZE☆
そりゃ誰だって、孔明死んだと思うよ!!(爆
あと、逃避行中の孔明が痛ましい・・・イタイイタイ。。。(汗
毒と心的ショックで淫乱になってしまった孔明を、それでも介抱する魏延も痛ましい・・・。それを必死に支える、元孔明の部下たちとか・・・。
そして孔明の最期。魏延が「(孔明を)殺さないでくれ!」と叫んだところは
もう涙が と ま ら な い。
この二人の死に方・・・・もう無理・・・・涙腺が・・・・・。。。。
外伝で話が続いてること知らなかったら相当ショック受けてたかも(汗
ぜーぜー・・・(落ち着いてみる
歴史に沿っていないからこそ面白みがあるのが私説。
普通の三国志とはかなり違うストーリーになっているようで、孔明の
死についても、まったく穏やかじゃないです。そりゃもう。
この小説では、孔明の味方であるはずの人たちが裏切ったりなんだりで
敵に回っていて、むしろ敵である魏の司馬チューとかの方がいい人たちだったりします。これが番外編の地獄編でも反映されてるなぁ・・・と。しみじみ。
三国志の話としてもかなり異例な、クールな(いや、情熱的な?)小説だったと思いますです。うーん、何ていうか、歴史とか男性同士の云々を書くってよりは「人間の欲望を忠実に書いている」っていう方が合っているような・・・。歴史小説って言うよりは、ヒューマンドラマ。だから心温まる・・・。明らかな感情の心理描写がない分、もろダイレクトアタック☆
こうして長きにわたる江森三国志との死闘は終わった・・・(・・・
もう、とにかく江森先生万歳。諸葛孔明万歳。
久しぶりに感動したよ・・・・(感涙
あー、しばらくは「天華!天華!」言いそう。
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